プレゼントをもらうのも、贈るのも大好きです。
何が好きかな。
これなら喜んでもらえるかな。
あれが好きだと言っていたから、これも気に入るかもしれない。
相手のことを考えながらプレゼントを探している時間は、楽しいものです。
……とはいえ、来月に迫った友人の誕生日プレゼントが、なかなか決まりません。
あれはどうか、これがいいんじゃないか。候補はどんどん増えるのに、1ヶ月以上悩んでも結論がまだ出ていません。
プレゼントを選ぶことは大好きなのに、なんだか30代に入ってから、友達への誕生日プレゼントが一生決まらなくなりました。
20代のころは「流行っているもの」がひとつの答えだった
20代のころの私わたしは、今よりも「流行っているもの」を頼りにプレゼントを選んでいました。
人気ブランドのアイテム。
好きな人や推しが使っていたコスメ。
SNSで話題になっているキャラクターの雑貨。
好みなども考えるけれど、それ以上にプレゼントらしい華やかさや、「今、人気があるもの」という分かりやすさを、贈り物としての特別感を基準にしていたように思います。
わたし自身も、有名ブランドや人気のアイテムが嬉しかったように覚えています。
30代になると、相手の暮らしまで想像するようになった
20代後半から30代になると、自分も含め、どんな人も暮らし方が少しずつ違ってきます。
香りのあるものは、本人だけでなく、一緒に暮らす家族やペットにも合うだろうか。
食器は、これ以上増えると困るかもしれない。
インテリア雑貨は、家の雰囲気に合わないかもしれない。
そんなことを考えるようになる。
それに、30代を過ぎると、必要なものは自分ですでに買っていることも多いもの。
この色は好きだけれど、自分には似合わない。
バッグは、この形が使いやすい。
買うなら、このブランドがいい。
そんなふうに、自分に合うものが少しずつ決まってくる年代だとも感じます。
その人らしさが見えることは、とても素敵なこと。でも、プレゼントを選ぶ側としては、本当に難しい。
さらに、予算感も難しいところ。
高すぎるものは気を遣わせるかもしれないし、手頃すぎるものでは少し寂しい。値段まで考え始めると、ますます正解が分からなくなります。
高すぎず、安っぽく見えず、相手に気を遣わせない。そんなプレゼントを見つけたいのです。
定番の贈り物は安心。でも、少しだけ寂しい
プレゼントの定番といえば、食べ物などの「消え物」や、ハンカチのような実用品です。
コーヒーや紅茶。
焼き菓子やスイーツの詰め合わせ。
ちょっといい調味料。
入浴剤やハンドクリーム。
消え物は、残らないのでやっぱり贈りやすい。好みがまだ分からない相手や、距離感を探っている相手だととっても丁度いい。
わたし自身甘いものが大好きなので、食べ物のプレゼントは素直にうれしい。
実際、職場などで渡すプチギフトなどは、そのとき気に入っているお菓子を選ぶことが多いです。
ハンカチも、プレゼントの定番ですよね。
毎日使うものだから、何枚あっても困らない。相手の好きそうな色や柄を選べば、手軽な価格とサイズ感で、贈り物らしさもしっかりある。
それでも、親しい友人への誕生日プレゼントとなると、消え物や定番の実用品だけでは、少し寂しい気もしてしまいます。
退職した日に、ハンカチを5枚もらった
数年前、職場を退職したときのことです。いろいろな方から送別品をいただいたのですが、別々の方からもらったハンカチが、合計5枚になりました。
私のために選び、用意してくださった気持ちは、本当にうれしかった。
でも、並んだ5枚のハンカチを見ながら、正直なところ「ハンカチ、こんなにいらないなあ」とも思ってしまいました。
もちろん便利だし、何枚あっても困らない。そう思うからこそ、みんなハンカチを選ぶのでしょう。
「無難だから」ではなく、その人を思い浮かべて選びたい
消え物やハンカチが、よくないわけではありません。
贈る相手がコーヒー好きで、前から気になっていた珈琲店の豆を贈るなら、とても素敵なプレゼントだと思います。
ハンカチを必ず持ち歩くタイプの方に、その人に似合いそうな柄を見つけて贈るのは、きっと喜ばれると思います。
無難だからハンカチを選ぶのではなく、その人に似合う一枚を見つけたから選ぶ。同じハンカチでも、選ぶ理由が違えば、少し特別なものになると思うのです。
わたしが少し寂しく感じるのは、「これなら間違いないから」「考えるのが面倒だから」という理由だけで選んでしまうときです。
何を贈るかだけではなく、なぜそれを選んだのか。私は、そこに価値があるように思っています。
私が心から贈りたいと思う、本とステーショナリーとクッキー缶
何を贈れば正解なのか、今でもよく分かりません。
それでも、わたしがプレゼントとして選びたいものを考えると、本とステーショナリーが浮かびます。
どちらも、誰にでも喜ばれるものではありません。好みが分かれるし、実用性だけでいえばもっと無難なものもあります。
それでもわたしにとっては、「こんな素敵なものがあるよ」と、その人に伝えたくなるものたちです。
意外性まで楽しんでもらえた本
いきなり少し癖のある選択肢ですが、わたしはプレゼントに本を贈ることがあります。
本は、相手の好みから大きく外れてしまう可能性もあるものです。それでも以前、本をプレゼントしたときには、その意外性や内容を面白がってもらえたと思っています。
相手の好きな映画や、これまで話したことを思い返しながら、
「この人なら、この物語を楽しんでくれるかもしれない」と考えて選びます。
長すぎず、難しすぎず、気軽に読めるもの。短編集や、王道ファンタジーなどを候補にお渡ししてます。
本は、必ず相手の好みに合うとは限らないけど、自分が好きだった物語を誰かに手渡せることが、わたしはうれしいのだと思います。
しおりやブックカバーを一緒に添えるのも、本を読む時間が楽しみになるようで素敵です。
わたしのおすすめの本はこちらで紹介しています。

自分では少し買いにくい、RIFLE PAPER CO.の文具
ステーショナリーなら、わたしが大好きなRIFLE PAPER CO.(ライフルペーパー)のものを贈りたいと思います。
花や植物を描いた華やかなデザインは、初めて見たときからずっとわたしの心に残りました。
ノートやカードを眺めていると、「こんな文具を使えたら、いつもの時間が少し楽しくなりそう」と思う。
でも、かわいすぎて使うのがもったいない。日常のノートとして自分で買うには、少し贅沢な気もする。
わたしにとっては、欲しいと思いながらも、自分ではなかなか手を伸ばせない文具。
だからこそ、プレゼントに選びたくなる。
ページを開くたびに少し気分が上がるものや、机に置いてあるだけでうれしくなるものを、誰かと共有したい。
「わたしはこれを素敵だと思ったから」。
そんな気持ちを伝えられるステーショナリーブランドだと思います。

消え物と残るものの間で、クッキー缶に惹かれる
今、プレゼント候補のひとつにしているのがクッキー缶です。
クッキー缶は、どうしてあんなに心が躍るのでしょう。
ふたを開けたときに、形の違うクッキーがきれいに並んでいる様子。今日はどれを食べようかと迷う時間。食べ終わったあとも、かわいい缶が手元に残り続ける。
以前クッキーのイベントへ行ったとき、わたしは1万円以上も使っていました。帰ってきてその値段に驚きましたが、それくらいわたしはクッキー缶が好きなのだと思います。
食べ終わった缶は、小物入れとしても活躍してくれるのが好きなポイント。
消え物では寂しい。でも、長く残るものを贈るのも迷う。
その間にあるようなところが、今の私にはちょうどよく感じられます。
わたしのおすすめは、エシレバターで有名なエシレのクッキー缶や、ユーハイムのクッキー缶が好きです!
最後は、自分がいちばん贈りたいものを選ぶ
ここまでいろいろ悩んでおきながら、最後にわたしが選ぶのはきっと「自分がいちばん贈りたいと思ったもの」。
もちろん、相手の好みや暮らしのことはちゃんと考える。それでも、絶対に喜んでもらえるかどうかは、贈る側には分かりません。
どれほど悩んで選んでも、あまり使われないかもしれない。好みに合わず、いつか手放されることもある。
でも、それはそれでいいんだと思います。
わたしは、その人のことを考えながら選び、贈る。
受け取ったあとは、使うのも、しまっておくのも、手放すのも、その人の自由です。
だからわたしは、贈ったものの感想をなるべく聞かないように意識しています。
「使ってる?」
「食べてみた?」
「気に入った?」
そう聞かれたら、たとえ好みに合わなくても、気を使ってわたしに合わせた回答をするもの。
プレゼントを渡したあとまで、喜ぶことを求めたくはありません。
ブランド品でなくても、有名なものでなくてもいい。
自分が心から素敵だと思ったものを、「こんな素敵なものがあったよ」と、そっと共有する。
わたしの選ぶプレゼントは、それくらいでもいいと思うようにしています。
今回のプレゼントも、まだ決まらないけれど、きっともうしばらく迷うけれど。
最後には、私がいちばんその人にあげたいと思ったものを選ぶような気がしています。
てと


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